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難治性ウイルスいぼ(尋常性疣贅)の切除術

院長藤田です。

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)ってご存知ですか。足の裏などにできやすい、いぼウイルスによるできものです。

通常は皮膚科で液体窒素による凝固療法がおこなわれます。

液体窒素凝固は通院治療で、治療初期には7-10日程度の間隔、ある程度目処がついたら2週間から3週間毎に通院していただいております。

当院では液体窒素スプレーでイボ凝固をおこないます。

顔面などの特殊部位は従来どおり綿棒で凝固しています。

 

でも・・・治りにくい!!

 

あまりに治らないので治療を脱落する方も多くおられます。

民間療法も多数あり、ネットをみるといろいろあります。

でもどれも決定打はないのです。

そこで当院の取り組みをご紹介します。

難治の尋常性疣贅で、多数ではない場合には切除術を行っています。

「いぼはぎ法」と呼ばれている方法ですが、根治率が高い方法です(100%ではありませんが)。

ただ、多発しているイボには対応できないこと、

抗凝固薬(血液サラサラの薬)を飲んでいるとだめ、

麻酔の注射を頑張れない子供はだめなど、手術するには条件が整う必要があります。

患者さんのご許可を得ましたので、1例ご紹介いたします。

3年ぐらい他院で、液体窒素凝固のため週1回通院されていた方です。

当院でも液体窒素スプレー凝固を2ヶ月程度行いましたが、全く治癒しないので、切除手術を計画しました。

術前の状態です。

術前

手術は局所麻酔で15分ほどで終了します。

縫合はしません。炭酸ガスレーザーで止血を行います。再発予防のため更にレーザーで焼灼を行うこともあります。

傷はそのまま自然治癒を待ちます。皮膚欠損が大きな場合には人工真皮とよばれる、人工の皮膚を縫い付けておくこともあります。

術後10日の状態です。

皮膚欠損が大きい場合は創部が治癒するまで1ヶ月程度かかります。

術後2ヶ月の状態です。

傷痕もめだたず、再発もありません。

指の曲げ伸ばしも全く問題なく、大変喜んでいただきました。

このように、当院では難治性イボへの対処も工夫しております。

お困りの方、ご相談下さい。

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