症例集

陥没乳頭

30代・女性 形成外科・美容外科

Before

After

悩み
生まれつきの陥没乳頭で、第1子を出産後授乳困難で直母保育を諦めたとのこと。第2子ご希望あり、授乳目的で受診されました。またもともとアトピー性皮膚炎があり、陥没乳頭部位が蒸れて痒くなってしまうとの訴えがありました。
治療内容
右はGrade3の陥没乳頭で押しても引いても全く乳頭が突出しない重度の陥没乳頭を認めました。左はGrade2で、刺激により何とか突出しますがすぐに戻ってしまうレベルです。 手術治療を計画しました。
治療の流れ

1.診察
陥没乳頭の程度を診察します。後天性の陥没乳頭の場合には乳癌の症状の場合があるので十分に注意しています。先天性の場合には、重度の場合手術適応となります。軽度場合には矯正治療をお勧めしています。診察には女性看護師が必ず立ち会います。

2.術前診察、説明
手術の2週前に再診していただき、再度診察、手術治療について御説明します。

3.手術
両側で1時間程度の手術です。術後は乳頭部位にガーゼを当てて帰宅します。

4.通院
手術翌日、4日後、7日後にガーゼ交換のため通院が必要です。その後は術後1か月まで、週1回程度通院。その後は術後3か月、6か月で診察です。

治療後の変化

この方の場合は術後疼痛も軽度で、良い形の乳頭ができました。再発も全くありません。乳輪乳頭のムレが改善して、痒みが減ったとのことです。

施術の価格

保険診療による
(保険診療 3割負担の場合)現金のみ
陥没乳頭形成術 (片側)22,050円(両側)44,100円 +諸費用(処方等)2,000円程度
別途実費 (税込)
ブレストシェル (術後用 乳頭保護カバー) 1,595円×2(両側)=3,190円
滅菌ガーゼ10枚220円×2(両側)= 440円

施術の副作用

出血、皮下出血、乳頭壊死、感染、乳腺炎、きずあと、陥没乳頭の再発、授乳困難

注意事項

掲載しているすべての症例写真については、臨床画像の使用に関して事前に依頼・説明を行い、ホームページでの公開について書面での同意をいただいております。