診療案内

ワキガ・多汗症(ワキ・手)

皮膚科 形成外科 保険診療 自費診療

ワキガ・ワキ汗治療

 

ワキガ、多汗症(ワキ汗・手汗)の治療を当院では積極的に行っています。

塗り薬、ボトックス注射、ミラドライ、手術など、症状や部位により治療法が異なります。

ワキ汗の量でお困りの方は、原発性腋窩多汗症という疾患である事が多いです。

発汗を抑制する塗リ薬(外用薬)(ワキ汗、ワキガ、手汗)(保険診療)

一番単純な治療です。以前は塩化アルミニウムローションを第一選択としていましたが、現在は抗コリン外用薬での治療が第一選択となりました(2020年末にエクロックゲル(科研製薬)2022年5月にラピフォートワイプ(マルホ)という、いずれも画期的な処方薬(保険適用)が発売)。大変良く効く外用薬です。

「原発性腋窩多汗症」に対して処方が可能です。処方には診察が必要です。

手汗についても2023年6月より、抗コリン外用薬であるアポハイドローションが発売されました。こちらも大変効果が高く、多くの患者さんに喜ばれています。

従来よりある、塩化アルミニウムローションも用意しています。塩化アルミニウムローションの欠点はかぶれを起こしやすいことですが、好んで使用を続けるかたもいらっしゃいます。

ボトックス注射(ワキ汗は保険診療・手汗は自費診療)

片ワキに20カ所程度ずつ、少量のボツリヌス毒素を注射します。保険診療が可能で、1回の治療で4ヶ月から長い方で1年程度効果が持続します。注射の痛みがありますが、できるだけ痛みが少ないように工夫しています。安全性も高い治療で、15歳以上で治療可能です。注意点としては男性も女性も3ヶ月間の避妊の必要があります。

こちらのブログ「腋窩多汗症 わき汗のボトックスの効果はすごいですね」もお読みください)

(こちらのブログ「手汗ボトックス注射のご案内」もお読みください)

 

ミラドライ(ワキ汗・ワキガ)(自費診療)

腋窩多汗症治療器です。ワキ汗のもととなる汗腺を皮膚を切らずに電磁波で強力に変性させて、ワキ汗を止めてくれます。ワキガにも効果十分です。効果は一生続きますので、「切らない手術」と思っていただけるといいと思います。自費診療になりますが、全くきずあとを残さない、画期的な治療です。長野県初導入となります。

詳しくはこちらの特設ページを御覧ください。

治療にかかる費用:自費診療

手術(皮弁法)(ワキガ)(保険診療)

ワキガが重度であれば、保険診療内で手術を行っています。ただしこの手術は多汗症には効果がありません。あくまでワキガの治療であるため、臭いのない方には手術はできません。

皮膚切開を伴いますので、リスクやダウンタイムはありますが、治療効果は高いです。

軽度の腋臭の方で、診察室で臭いを確認出来ない場合には手術適応となりませんので、ご了承ください。

術前の状態 丸く囲ったのは皮膚を剥離する範囲。切開線は3㎝強。
小切開からアポクリン腺を切除。
術後2日の様子。圧迫と安静が重要。
術後9か月。きずあとは残ります。

手術のリスク:血腫、感染、皮膚壊死、腋臭の残存・再発、腋毛の脱毛、肥厚性瘢痕、ケロイド、毛嚢炎

費用 保険診療 3割負担の場合、手術の費用単独では 両側で41220円+諸費用=52000円程度

当院の場合、その他別途で圧迫装具、ガーゼ等費用(実費16500円)。

イオントフォレーシス治療(手汗)(保険診療)

手掌を水道水の入った水槽に浸して通電することで、手汗の量を減少させます。1回の治療では効果がひくく、頻回の通院が必要になります。自宅がクリニックに近い方にはおすすめできる治療です。だいたい週1−2回の治療が必要です。

こちらのブログ「手汗ヤバいのは、電気で治そ!〜イオントフォレーシスのご案内 を御覧ください

一覧へ戻る