手足のいぼ
ウイルス(HPV:ヒトパピローマウイルス)によるイボ(疣贅)です。足の裏、手指にできやすく、ごく小さな皮膚の傷からウイルスが侵入して発症します。乾燥肌のある子供に多く発症しますが、大人に出来ることもあります。放っておくと、大きくなるだけでなく、体の他の部位に増えたり、家族や友人にうつることもありますので、早めの治療開始をおすすめします。
当院では液体窒素による冷凍凝固法を行っています。よくある疾患ですが、手足のイボは難治性で、治癒までに3ヶ月以上かかることが多いです。。
液体窒素治療を強めに行うとごくまれにわずかなきずあとを残すことがありますが、足の裏などの目立たない部位では全く気にならないレベルですので、心配ありません。
液体窒素による冷凍凝固のあとは水ぶくれなどになることもありますが、その水ぶくれは2週間ほどで治癒します。水ぶくれの皮がめくれると同時にイボが取れてしまえばOKですが、その後もまだ残っている場合には追加治療を行います。
顔など目立つ部位に生じたものは綿棒ではなく、ピンセットなどで液体窒素凝固をおこない、色素沈着などの後遺症を少なくする工夫をしています。