診療案内

赤ちゃんの耳の形の異常

保険診療
形成外科

生まれたばかりの赤ちゃんの耳の形がおかしくはありませんか。実は生まれたばかりの赤ん坊は耳の形に変形があることがおおくあります。自然に治ることもありますが、高度な変形が残って将来的にコンプレックスになることもあります。

生まれたばかりであれば、手術ではなく、装具による矯正治療をおこなうことで、かなり良い状態にすることができます。できるだけ生後早期に治療を開始することが重要です。

小児科の先生、産婦人科の先生に、大きな病院の形成外科を紹介されたけれど、予約が相当先になってしまう、ということが多くあると思います。私の前任地である長野こども病院の外来では、予約がいっぱいで受診できずに耳介矯正のタイミングを逃してしまったお子さんがたくさんおられました。非常に残念に思うと同時に、もうすこし敷居の低い形成外科ができないだろうか、と考えておりました。

まずは生後すぐの応急処置が重要です。できれば1週間以内、遅くとも生後1か月以内です。

お近くの方は当院に受診していただければすぐに治療を開始しますが、遠方の方はお近くの形成外科を受診してください

通院治療が必要で、新生児ですので、遠距離通院は赤ちゃんにとって負担になります。

遠方の方で受診された場合には、お近くの病院の形成外科を紹介をさせていただきます。

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治療にかかる費用:保険診療

治療に関するリスク:皮膚炎、圧迫による褥瘡、耳介変形の残存 等。

個々の患者様の状態により治療の結果は異なります。

生後3日目の耳の形。
生後3日目の耳の形。しわの形が異常で、このまま放置すると変形を残します。テープと装具による矯正を開始しました。
 矯正後1か月の様子です。
矯正後1か月の様子です。早期の治療だったので治療効果も高く、だいぶ改善しています。もう少し続けます。
とびだしているところに装具を当てて、テープ固定をします。
とびだしているところに装具を当てて、テープ固定をします。
生後半年の耳の形。正常な形に矯正されました。耳の矯正は保護者の方の努力も忘れてはならない要素です。
生後半年の耳の形。正常な形に矯正されました。耳の矯正は保護者の方の努力も忘れてはならない要素です。
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