診療案内

巻き爪、陥入爪(かんにゅうそう)

保険診療
形成外科

陥入爪は日常よく見られるトラブルです。原因の多くは爪の形よりも爪切りの仕方です。足の親指がもっともかかりやすいのですが、爪の角を落としてしまうと爪が肉に食い込んで痛みが出ます。食い込んでいる爪を部分的に除去するのが最も重要です。この陥入爪に対しては手術治療が多く行われてきました。爪の根元にある爪母という部分の端を切除したり薬で処理することで爪の幅を狭くする手術です。しかし、近年は術後の爪形態が不良になることがあることから、だいぶ手術をする機会は減っています。当院では繰り返す陥入爪に対しては爪の片側に限りフェノール法を施行いたします。
爪の両側にフェノール法を行いますと、爪幅が著しく狭くなり、その後爪変形をきたすためです。

爪変形
両側の爪の両側の爪母を切除する手術を受けた方の爪変形。爪の著しい変形をきたしている。こうなると爪の形を治すことは難しくなります。

巻き爪は過彎曲爪(かわんきょくそう)とも呼ばれます。英語ではPincer nailといいます。Pincerは「やっとこ」ですが、くるっと丸い形をやっとこに見立てたのだと思います。
こちらもかつては手術で治療でしたが、近年は矯正治療が主流になってきています。
ただし保険適用外のため、自費診療となってしまいます。料金についてはご相談ください。

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