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眼瞼下垂の手術解説【症例写真、術中写真、術前術後動画あり】40代の男性の場合

院長藤田です。

今日は眼瞼下垂の解説です。

半年前に手術を行なった40代前半の男性です。

「自分と同じように困っている人のためになるなら」と写真、動画のホームページ掲載をご許可頂きました。

大手美容外科と違ってモニター制度がないので、ご好意大変ありがたいです。

術前の様子。左の眼瞼下垂を認めます。 左は一重、右は二重です。左だけ手術をすると右が下がることがあるため両側手術です。 瞼の重さ、見えづらさは両方同じくらいでした。
上方視で眼球が内転します(少し寄り目になっています)。これは生まれつき開きにくい一重瞼の方に時々みられる現象です。
手術デザイン。 皮膚の余剰はほとんどなく、皮膚切除はわずかです。
デザイン後、仰臥位で目を開いたところ。 元々の目の形に沿った切開が自然に仕上がるコツではないかと思っています。
左の眼瞼挙筋腱膜を固定した糸(青く見えます)
右も同様に固定(糸は組織に隠れて見えません)
厚ぼったい瞼だったため、ROOFとよばれる瞼の脂肪を除去しています。瞼の上の方(眉の下あたり)の厚みが改善します。
手術直後の様子。左外側に少し皮下出血があります。
術後1日です.一番腫れているときです。
術後1週間。半抜糸をしたところ。まだ腫れていますね。
術後2週間。全抜糸をします。だいぶ腫れは引けてきました。瞼を開くのは楽になっています。
術後2か月。だいぶすっきり。
術後半年です。左右差もほとんど目立ちません。
術後6か月の上方視。スムーズ。痛みもありません。
下方視。開きすぎの感じは全くありません。
閉瞼時。きずあともだいぶきれいになり、目立ちません。
斜めから

 

⇩ 術前と術後6か月の動画です。自然な開瞼ができるようになりましたね。

仕事中にタブレットをみるのが疲れて仕方なかった、とのことでしたが、すっかり楽になりました。

患者さん曰く「こんなに楽になるなら、もっと早くやりたかった。自分のようなおじさん(年齢の割にだいぶ若くみえる方ですが)になる前に知っていればよかった」とおっしゃって頂きました。

喜んで頂けて何よりです。

【注意】

手術の方法、経過、結果は、治療施設ごとに異なりますので、当院以外で手術を受ける方は、主治医の先生にご相談ください。

また、手術の経過、結果は症例ごと、重症度ごとに異なります。

手術には必ずリスク伴います。

手術のリスク、副作用:リスクについては手術前に詳しくご説明しています。

瞼の開きの左右差、二重の左右差、眼瞼の変形、三重瞼、傷痕の凹み、傷痕がめだつ、

眼瞼痙攣、閉瞼困難、視力の変化、乱視の悪化、自律神経失調症状、頭痛

術後出血、皮下出血、視力低下、創感染、眼瞼下垂の再発、局所麻酔薬アレルギー等

【手術の費用】

診察の上、重度の眼瞼下垂症があるばあいには、保険診療で手術を行います。

3割負担なら両側で43200円、その他初再診料がかかります。

抗生物質や痛み止めなどお薬を処方致しますので、お薬代は薬局でのお支払いとなります。

もともとの一重瞼によるまぶたの重さの場合や、年齢による瞼のたるみ、美容目的の手術の場合、埋没法や切開法、眉下切開などの瞼の美容外科手術歴のある方は自費診療となります。

自費手術の場合には、両側 330,000円/片側 165,000円 の費用がかかります。

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