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ジェルネイルアレルギー 爪がはがれて、爪の下が厚くなります

院長藤田です。

今日はジェルネイルアレルギーの話。

ジェルネイルでかぶれてしまうことがあります。

アレルギーの原因となる物質は、

主には 2-HEMA(2-hydroxyethyl methacrylate(2-ヒドロキシエチルメタクリレート))とされています。

アレルギーになってしまったら(感作といいます)、その後はネイルを続けることは困難です。

大まかに言うとアクリル樹脂のアレルギーということです。

 

先日「ジェルネイルしていたら爪がはがれてきた」という20代女性の患者さんがいらっしゃいました。

写真掲載の承諾を頂きましたので、紹介させて頂きます。

 

初診時 小指のつめがはがれています。 爪の下になにかできていますね。
爪の下の様子。 爪の下の角質肥厚がみられます。

ジェルネイルによる接触皮膚炎と考え、

ベリーストロングクラスのステロイドローション(ベタメタゾン酪酸プロピオン酸エステル外用液0.05%)の塗布を1日2回継続しました。

1ヶ月後です。

爪甲剥離は改善しています
爪の下の厚みも治りました

ネイルをする方が増えているので、アクリル樹脂の接触皮膚炎も増加しているようです。

この写真のような症状があれば、早めに受診しましょう。

参考文献)

Mattos Simoes Mendonca, LaSenna, Tosti. Severe Onychodystrophy due to Allergic Contact Dermatitis from Acrylic Nails. Skin Appendage Disrod.2015;1:91-94

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