院長藤田です。
今日は巻き爪についてです。巻き爪は足の1趾に生じやすい爪の変形です。
一般的に、「巻き爪」と呼ばれる状態には2種類あります。
一つは「陥入爪」と呼ばれる状態。爪の端だけが曲がっており、そこが趾の肉に食い込んで痛みがでます。ひどいときには赤く腫れてしまい、肉芽(にくげ)と呼ばれる変な肉が盛り上がってきます。
これは爪の変形というより、爪の切り方に問題があることが多く、爪の角を落とさない爪切りが重要と言われております。
もう一つは「過彎曲爪(かわんきょくそう)」と呼ばれる状態。これは爪が前から見るとU字をひっくり返したような形に変形してしまう状態です。爪への加重が足りないことが原因とも言われますが、はっきりしておりません。
今日の話題はこの過彎曲爪に対する矯正治療の実際です。
当院の症例をご紹介します(写真使用承諾いただきました。ありがとうございます)。
もともと爪の内側が強く巻いており、歩くだけで痛みを生じていました。
当院ではこのような過彎曲爪に対して、コレクティオという矯正器具による矯正を行っています。
矯正は痛みもありませんし、麻酔も必要ありません。大体20分ぐらいで終了します。
下の写真は治療直後です。
爪の矯正治療(コレクティオ)を行った直後です。直後にはあまり爪の形に変化はありません。
しかし、この後徐々にワイヤーのけん引力が効いてきます。
1か月たつとこの通りです。
この状態はまだ矯正途中ですが、かなり効果があり、痛みは全くなくなった、とおっしゃっていただきました。
今後大体3か月おきに装着を継続していく予定です。
※治療の結果には個人差があります。
これまでの弾性ワイヤーによる治療に比べて、見た目にスマートなのもいいですね。
現在では保険診療での爪矯正は認められていないので、費用は自費診療になります。
爪矯正治療にかかる費用
現在では保険診療での爪矯正は認められていないので、費用は自費診療になります。
自費初診料 935円
爪矯正基本料 2200円
矯正料金(ワイヤー代含む) 1趾 11000円
自費再診料 550円×必要に応じて数回
※税込み価格です
2024年4月20日より料金を一部改定しました
初診時:自費初診料 935円+爪矯正基本料金2200円=3135円
ワイヤー施術時:1趾につき 爪矯正治療施術 7700円+ワイヤー代 2200円~4400円
再診時:自費再診料 550円+術後爪処置代 550円=1100円
まずは一般診察日に外来で受診していただき、適応のある場合には施術の日程を予約させていただきます。
施術の予約は火曜日、木曜午後、土曜午後の手術日でお取り致します。
お悩みの方はご相談ください。