お知らせ&ブログ

2021年 手術件数のご報告

明けましておめでとうございます。院長藤田です

2022年は1月5日より通常診療開始となります。

本日1月4日は手術日のため、一般診察は行いませんでしたので、今年は明日からの本格始動となります。

今年もよろしくお願い申し上げます。

さて、2021年も年末まで手術やレーザー治療をさせていただきました。

当地域では、当院でしか行なっていない治療もありますので、来年も皆様のお役に立てるよう、一層努力いたします。

 

昨年【2021年】の1年間の手術件数のご報告です。

局所麻酔の手術は全部で450例の手術(ルビーレーザー、CO2レーザー、爪矯正、ピアス施術、看護師による美容施術は含まず)を行いました。

そのうちとくに件数の多かったものをご紹介します。

皮膚腫瘍切除 200例

やはり最多は粉瘤などの皮膚腫瘍です。できるだけ小さな切開から目立たない傷になるよう手術をしています。手術に関するリスクも丁寧に説明することを心がけています。黒子は切除ではなく、自費でレーザー治療をおすすめすることが多いです。

ミラドライ 70例

ミラドライは一昨年以上に件数が増えました。ミラドライ治療開始以降、トータル114名の方にミラドライ治療を受けていただきました。そのうち15名の方が2回目の治療を受けています。症状の強い患者さんでは2回の施術を行なうことで満足度が高まります。

ミラドライは、施術後半年ぐらいで効果の後戻りはあるものの、効果がしっかりでます。傷跡も残りません。腋臭症・多汗症治療の進歩を感じています。

眼瞼下垂手術 27例

眼瞼下垂も件数が増えました。基本的には保険診療としています。保険診療でも整容的に満足できるように心がけています。二重目的の場合には自費診療です。まぶたの手術を行なうことで見た目もよくなり、頭痛や肩こりも解消している方が多くいらっしゃいます。

先天性耳瘻孔摘出 8例

耳瘻孔は他院開業医では治療するところが少ないようで、遠方から受診される方もおられました。通院困難なほど遠い場合は、地域の形成外科医に紹介させていただいています。総合病院の形成外科なら、どこでも手術を受けられますので、当院にこだわらなくても大丈夫です。

耳介ケロイド切除 12例

耳介ケロイドの切除は再発する場合もあるのですが、注射やテープでは効果が低く、まず切除してその後に後療法という方針です。胸や肩のケロイドは切除を行なっていませんが、耳ケロイドについては手術が効果的です。

陥没乳頭形成術 9例

陥没乳頭は昨年から件数がぐっと増えました。矯正治療と手術治療を組み合わせて、低侵襲手術で良い結果を出しています。乳頭を大きく切開することなく、傷あともほとんどわからない手術です。

腋臭症手術 9例

腋臭症手術はミラドライ導入後だいぶ件数が減りました。しかし腋臭症治療の基本手術としての地位は揺らぐことがありません。わきがの臭いが強く、生活に支障を来すレベルの場合には保険適用で手術を受けることができます。

手術後の安静をまもることができ、術後の瘢痕を許容できる方にはよい治療です。傷跡が残るリスクがありますが、ほぼ目立たず治る場合もあります。

 

ちなみ上記の450例以外に

ルビーレーザー 315例 (自費診療:シミにたいするレーザー照射)

CO2レーザー 419例 (自費診療:ほくろ・脂漏性角化症除去のためのレーザー照射)

爪のワイヤー矯正 41例(自費診療:高度な巻き爪、陥入爪による感染をくりかえす場合に行ないます)

という実績でした。

 

手術やレーザー治療を多く行うと、手技そのものに慣れてきますし、治療結果をフィードバックできるのでさらに上手になります。

おかげさまで開業以来いろいろ経験させていただき、だいぶノウハウがたまってきています。

私、当年50歳にしてまだまだ手術の技術が向上していると思っています。

今年も皆さんによりよい治療を提供できるように頑張ります。

 

一覧へ戻る