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2024年 年始のご挨拶と【2023年】手術件数のご報告

あけましておめでとうございます。

院長藤田です。

昨年に引き続き年始のご挨拶と共に手術件数のご報告をさせて頂きます。

形成外科専門医として手術治療は当院の特色として大切にしている分野です。今年も昨年以上にクオリティーを上げていきたいと思います。

昨年【2023年】の1年間の手術件数のご報告です。

局所麻酔の手術(レーザー、爪矯正、ピアス、看護師による美容施術は含まず)は、

トータルで465例の手術でした。昨年は502例、一昨年は450例です。

少し減っているのは限られた手術枠で、レーザーやピアス(軟骨、ボディピアス)の件数が増えているからと思われます。

昨年・一昨年との比較をしてみました。

 

皮膚腫瘍切除 264例 (昨年213例・一昨年200例)

良性の皮膚腫瘍切除は最多です。昨年から、炎症を起こした粉瘤は出来るだけ当日に切除してしまう方針にしています。

以前は炎症性粉瘤は初回は切開、排膿のみ。後日数ヶ月待って、全摘手術としていました。

大きすぎるものは困難ですが、2-3センチのものならくりぬき法で当日摘出するようにしています。大きく切開する方法に比べてわずかに根治率が下がりますが、痛い事はできるだけ1回で済まそうという考えです。

ミラドライ 28例 (昨年54例・一昨年70例)

ミラドライは施術数がだいぶ減っています。治療成績は良いし、合併症も少ない治療です。これまで当院では175例の方にミラドライを受けて頂き、2回施術した方は34例、3回施術した方は3例いらっしゃいます。1回でも効果がありますが、不十分な方は2回行うと満足度が高いようです。

眼瞼下垂手術 38例(昨年41例・一昨年27例)

眼瞼下垂症手術もコンスタントに施行。術前の状態にもよりますが、なるべく違和感のない顔貌になるように、快適に過ごせるように心がけています。。

先天性耳瘻孔摘出 2例(昨年10例・一昨年8例)

病院形成外科ではよくある手術ですが、開業医で耳瘻孔摘出を行っているところは長野県では少ないようです。ブログの記事を見て県外から受診される方もいましたが、あまり遠方の場合には近隣の病院形成外科に御紹介させて頂いています。

耳介ケロイド切除 9例(昨年11例・一昨年12例)

ケロイドは手術治療は行わないのが通例ですが、唯一の例外、「耳のケロイド」は手術治療が効果的です。術後は1か月ごとに半年間程度通院が必要となります。

陥入爪手術(部分抜爪) 51例

痛みの強い陥入爪で、肉芽出てしまっているもの(不良肉芽といいます)については、受診当日に部分抜爪手術を行っています。当日より痛みが楽になります。繰り返してしまう方には自費診療のワイヤー矯正を後日ご案内しています。

今年も多くの良い手術を提供できるよう努めて参ります。

宜しくお願い申し上げます。

 

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