院長藤田です。
今回は目立つきずあとの修正手術について解説します。
目立つ部分のきずあとって、やはり気になるものですね。
ひきつれもないし、赤みもないけど、きずあとがあると隠したくなります。
40代の女性ですが、目立つ額のきずあとで受診されました。
5歳の時にテレビ台にぶつけてケガをして、そのままずっと気にしているそうです。
化粧をしても化粧ののりが悪く目立つということでした。きずあとは皮膚がテカテカしているので、化粧がのりにくいのです。

この傷が目立つの理由はふたつあります。
一つは「きずあとの幅が広い」こと、もう一つは「きずあとがしわの線に沿っていない」ことです。
これを解決するために
「きずあとを切除して縫い直し、幅の狭いきずあとにする」のと、「きずあとをしわの線の方向に一致させる」ことを行います。
W(ダブリュー)形成術という手術方法をおこないます。きずあとをアルファベットのWのようにジグザグに切開して、縫合する方法です。
手術の写真を提示します。




さて、その後。術後経過です。

その後の経過。





大分目立たなくなり、「気にならなくなった」と喜んで頂きました。
気になるきずあと、ご相談ください。
費用
この治療には健康保険が適用できません。
きずあとが運動機能やひきつれがあって、日常生活に支障をきたす場合には保険適用となります。
自費初診料 935円 自費手術基本料金 2200円
きずあと修正手術
瘢痕形成 顔面・頭頚部(1㎝まで)(1か所) 93500円
瘢痕形成 追加1cm当たり(1cm未満切り上げ) 11000円
※ 症例の場合 2.5㎝の瘢痕 93500円+(11000円×2)= 126500円
副作用・合併症
出血、皮下出血、細菌感染、瘢痕、肥厚性瘢痕、神経損傷、局所麻酔注射による迷走神経反射、局所麻酔アレルギー 等
詳細については術前に御説明します。