院長藤田です。
当院の脱毛レーザー、メディオスターネクストプロは蓄熱式脱毛レーザーとよばれています。
従来の脱毛レーザーは毛そのものに熱を与えて、毛根を焼く原理で効果の出るしくみですが、蓄熱式はゆっくりと熱を入れ、毛の幹細胞があるバルジ領域が損傷されるまで温める、という仕組みです。
畑の草を刈る場合をイメージしてください。
すべて火炎放射器で焼き払うのが従来のアレキサンドライトレーザー、NdYAGレーザーです。
一方、ジワーッと火をくすぶらせ、時間をかけて熱くして、干からびさせて枯れさせるようなイメージが蓄熱式です。
蓄熱式レーザーのメリットはゆっくり熱を入れることにより、痛みが少ないことですが、
デメリットは脱毛されている実感が少ないことです。つまり、枯れているのに枯れていないように見えることがあります。
ここまでの話はよく言われていることです。ネットで少し調べると出てきます。
さて、今日ご紹介するのは、メディオスターネクストプロのワンショット照射についてです。
普通の蓄熱照射(スムースパルスモードという)では、同じところを通常6回、ピピピピと照射するのですが、なかなか抜けない毛に対してはワンショット照射(ベーシックモードという)でピッと高出力で照射することができます。
蓄熱式脱毛だけでは細かい所の照射がなかなかできませんが、ベーシックモードなら細かいところも、抜けにくい毛もピンポイントで強力に脱毛することができるのです。
このモードなら脱毛直後に毛が飛び出し(ポップアップといいます)、脱毛実感十分です。
ただし、少し技術が必要なので、施術する看護師の腕が重要になります。当院の看護師は上手に脱毛してくれますよー。
また、想像できることと思いますが、ベーシックモードは痛いです(泣)。
最初はスムースパルスで初めて、回数を重ねて毛の残りが少なくなるとベーシックモードが適用されるようになります。詳しくは当院のスタッフにご相談ください。
注(2020年11月1日追記):2020年11月1日より、ワンショット照射がより確実な新しい機種「ジェントルマックスプロ」を導入しました。
今後はメディオスターネクストプロのワンショット照射の機会はほぼ無くなるものと思われます。