院長藤田です。
すっかり暑くなってきて、今後さらに汗ばむ日が増えることでしょう。
最近徐々にわき汗(多汗・わきが)の患者さんが増えています。
気になる時期になってきたんですね。
わき汗、わきがの対策として、最も手軽なのは市販の制汗剤でしょう。
制汗作用があるものと、香り付けだけのものがあるので注意してください。
クリニックにはもっと効果のある方法があります。
医療機関に相談すると、手術や注射を勧められるのではないかと怖がっている方もいるかもしれません。
今はわき汗の塗り薬があります。しかも健康保険が適用されます(多汗症の診断が必要)。
2020年冬に発売された科研製薬の「エクロックゲル」は大変効果が高く、副作用も少ない塗り薬です。
発売当初は1度に処方できる量が1本と決まっていましたが、現在は市販後1年以上経過しているため複数本の処方が可能です。
すでにリピーター(お薬なのでこの呼び方は適切ではありませんが)続出です。
そしてこのたび2022年5月23日月曜日より、
拭き取りシートのような薬剤が発売されます。マルホ株式会社の「ラピフォートワイプ」という製剤です。
効果はエクロックと同等と考えられますが、小分けの袋に入ったおしぼりのような形なので、携帯性に優れていますね。
こちらは発売直後なので2週間分しか処方できません。
どちらの薬も画期的な効果です。多汗症のお薬ですが、患者さんにお聞きすると、わきがにもだいぶ効いているようです。
ご希望の方は診察して、問題なければ処方となりますので、受診をお願いいたします。