院長藤田です。今回は目の下のクマの話。松本市界隈でも最近出没している熊、今年の漢字「熊」ではなく、漢字で書くなら「隈」のはなしです。
目の下のクマは、体調が悪いわけでも、睡眠不足でもないのに、
「疲れて見える」「元気がなさそう」と言われてしまう原因になることがあります。
ご本人は慣れてしまっていても、写真を見たときや、ふとした一言で気になり始める方も少なくありません。
それでも「年齢のせいだから仕方がない」「治療するほどではない」と思い、相談せずに過ごしている方が多いのが実情です。
目の下のクマの原因の一つは「眼窩脂肪」
目の下のクマには、さまざまな原因があります。
皮膚の色調、血行、皮膚の薄さ、脂肪の突出やくぼみなどが複雑に関係しています。
とくに脂肪の突出のタイプでは、目の下にぷっくりとお肉がでていて、押しても戻ってしまう、化粧で隠しにくい状況となります。
この場合は目薬やクリーム、マッサージなどで十分な改善は得られないのです。
目の下のクマは、当院(形成外科)で相談できる症状です
目の下のクマは、形成外科で医療として相談できる症状です。
原因を丁寧に診察したうえで、状態に合った治療方法を検討します。
見た目を若くすることだけが目的ではなく、「実際よりも疲れて見えてしまう状態」も改善でき、はつらつとした印象になります。
ただし見た目のための治療ですので、すべて自費診療になります。
手術を考える前に、まずは相談から
「クマ取り=すぐに手術」という印象をお持ちの方もいらっしゃいますが、当院ではそのような進め方はしていません。
症状の程度や生活への影響、ご本人の希望を伺ったうえで、治療の必要性やタイミングを一緒に考えます。
今すぐ治療を受けるつもりがなくても、相談だけでも問題ありません。
形成外科専門医の私がクマ治療を行う理由
形成外科では、目の周囲の繊細な構造を理解したうえで、機能と見た目のバランスを重視した治療を行います。眼科で治療対象となるのは眼球の内部のことが多く、眼球の外は形成外科の守備範囲です。
形成外科は見た目のを改善する事を目的とした外科でもあります。美容外科は形成外科の一分野です。
当院は保険診療も取り扱いのある形成外科ですから、美容外科よりも受診や相談がしやすい雰囲気がありますし、肌荒れの受診のついでにクマ治療についてご相談を頂く事も可能です。
一部の美容外科に診られるようなアップセルや勧誘などの心配は皆無です。
まとめ
目の下のクマは、年齢や体質だからと諦める必要のあるものではありません。
医療として相談できる症状です(自費診療にはなりますが)。
気負わずに安心してご相談いただければと思います。
